皆様は、世界的な大企業として知られるAmazonの創業者の「ジェフ・ベゾス」さんをご存知でしょうか?実は、そんな大企業の創業者でありますが、2021年の夏をもってAmazonのCEOを退くことになっております。
しかしながら、創業から現在に至るまで「Amazon」を成長させつつも、ご自身の富を大きくしていきました。そのため、米経済誌のフォーブスの2021年版の世界長者番付では、1位に見事ランクインしていきました。
今回は、そんな大富豪の資産構築に関してピックアップしていきたいと思います。彼が、なぜ世界一のお金持ちになることができたのか、彼の立ち上げたAmazonの秘密から、彼の資産、生い立ちを見ていきます。
今回のお話は、皆様にとって、よりビジネスで稼いでいったり、資産を運用していく上で大きなヒントとなっていきますので、最後までご覧いただければと思います。
※動画で学びたい方はこちら!
世界一の大富豪ジェフベゾスとは?
まずは、「ジェフ・ベゾス」さんがどういう人物であるか見ていきたいと思います。皆様の中では、この名前を聞いて『Amazonの創業者や!』あるいは、『世界長者番付にいつも1位になる人ですね!』などなど、「起業家」や「資産家」というイメージをお持ちである方はいらっしゃるかと思います。
しかしながら、彼の資産の内訳であったり、彼がAmazonを立ち上げた理由など、もう一つ細かいところまでは知らない方が多いかと思います。今回は、そんな「ジェフ・ベゾス」の会社から生い立ちまで、“すべて”を解説していきます。
これを読み込んで「ジェフ・ベゾス博士」を目指していただければと思います。
※ジェフ・ベゾスのツイッター(2021年4月時点では更新停止中)
Discussing climate, sustainability, and preserving the natural world with President @EmmanuelMacron today in Paris. #BezosEarthFund #ClimatePledge pic.twitter.com/1WJe18nc3l
— Jeff Bezos (@JeffBezos) February 28, 2020
ジェフ・ベゾスと共に歩んだAmazonの秘密とは?
ジェフ・ベゾスさんは、1964年にアメリカのニューメキシコ州アルバカーキで生まれ、世界的な企業にまでも成長を遂げた「Amazon」の創業者であり、CEO(最高経営責任者)でもございます。
しかし、2021年の2月に「Amazon」のCEOを2021年7~9月期(第3四半期)に退任し、取締役会長に転身することが決まっております。その理由としては、決してビジネスの一線から退くのではなくて、Amazon以外の事業にも力を入れていきたいからであります。
ベゾスさんの後任のAmazonCEOは、現在AmazonのAWS (Amazonウェブサービス)のCEOを務め、24年間もAmazonに関わってきたアンディ・ジャシーさんが就任することが決まっております。
そんな「ジェフ・ベゾス」さんが立ち上げたAmazonでございますが、皆様も普段からよく利用されていると思います。何といっても「Amazonで手に入らない商品はない」と言っても過言ではないほど、沢山の種類を扱っているオンラインストアであります。
本からCD、パソコン関係に、日用品からアパレル、おもちゃ、ゲーム、食料品などあらゆる商品を扱っております。しかしながら、Amazonは、単に沢山の商品を扱い、お客様がそれらを選んで買うようなECサイトではございません。これ以外にも、大きな特徴が3つございます。
- レコメンド機能が優れている
- お客様のレビューが豊富
- Amazonプライム
まずは、レコメンド機能が優れている点です。皆様もAmazonを使っていますと、向こうから商品を薦められたという経験は、あったと思いますが、いかがでしょうか?例えば、AmazonのHPに入り、1番正面のページを見ていきますと「おすすめ商品」が出てくるかと思います。
また、HPだけでなく“メール”で、皆様におすすめの商品のお知らせを行っていきます。このお客様に逐一「おすすめ」を紹介するシステムを「レコメンド」と言います。
お客様がどんな商品を見たか、あるいは、どんな商品を買ったかという情報を集めて、お客様が喜ぶような商品をピンポイントで紹介するのがこの「レコメンド」という機能であります。Amazonでは、このレコメンドが優れているのが大きな特徴であり、ECサイトとして高い売上を誇る要因でもあります。
一方で、Amazonの別の特徴として、お客様のレビューが豊富である点が挙げられます。皆様も商品を買う前には、その商品のレビューを見てから、「買う」or「買わない」を判断されているかと思います。
単に商品の説明を見るだけでなく、実際に使った人の意見を参考にして、『使うとそうなれるなら、購入するか』と、つまり、私たちが商品を購入する時の大きな判断材料になっているのがこのレビューであります。
Amazonでは、このお客様の判断材料となるレビューの付いている商品が多く、モノによっては、100、200、そして1000もレビューが付いております。ただ、皆様の中で勘が鋭い方でしたら『何で沢山レビューが付くのだ!』とレビューがどんどん付くことに疑問を抱く方がいらっしゃるかと思います。皆様は、なぜだと思いますか?
私たちが思わず商品のレビューをしてしまう要因は、大きく2つの要因がございます。1つ目は、自分の承認欲求や自己顕示欲を満たしたいからであります。私たちの中には、誰しもが「認められたい!」という欲求を持っています。
そんな欲求は、このAmazonのレビュー投稿でも満たすことができます。レビューを投稿することで、誰か商品の購入の際に役に立つため、嬉しい気分になり、承認欲求を満たすことになります。
さらには、Amazonのレビューでは、他のお客様のレビューが「役に立った」かどうか評価する機能があります。いわゆる、SNSのいいね機能みたいなものであります。
このように、目に見える形で他の人から「役に立った」という評価をもらえますと、自身が嬉しくなり、もっと多くの人からいい評価をもらうために、さらに別のレビューを書くようになっていきます。小さな機能でありますが、この機能のおかげで、Amazon内で沢山のレビューが生み出されることに繋がっております。
私たちが商品のレビューをしてしまう2つ目の要因は、誰かに共感して欲しいからであります。やはり、自分と同じ意見を持っている存在がいると分かると、これまた嬉しい気分になります。
特に、自分が気に入った商品のレビューを書いて、他にも自分と同じように商品を気に入った方のレビューがありましたら、何か喜びたくなるかと思います。これもまた、先ほどの承認要求を満たすことと似たような面もありますが、レビューを通じて誰かと関わりが生まれ、共感されるからこそ、レビューを書くようになっていきます。
※このAmazonのように、一般の人たちが文章を書き込み、それがサービスの中心を担っているものがあります。それは、「Wikipedia」であります。下記記事では、そんなWikipediaから一般の人が作るコンテンツのメリットに関してまとめてありますのでこちらもご覧ください。
もう1つのAmazonの大きな特徴は、「Amazonプライム(prime)」というサービスであります。こちらでは、月額500円で、送料やお急ぎ便の無料、映画やドラマなどの見放題、音楽の聴き放題、会員限定のセールなど、豊富で魅力的なAmazonのサービスをお得に楽しむことができます。
そんな「Amazonプライム」ですが、世界中でどのくらい方が利用されていると思いますか?2020年の1月にAmazonが公表したデータによりますと、1億5000万人以上の人が利用しているという驚愕の事実が判明しました。また、2020年の開始と同時に、新型コロナウイルスの感染拡大したことは、皆様もご存知であるかと思いますが、ロックダウンや緊急事態宣言などにより、おうち時間が増えたかと思います。
それに伴い、Amazonプライムを利用する方が増え、収益を前年と比べて高めることに繋がりました。コロナ禍では、外に気軽に買い物できないため、オンラインショッピングの利用者が増えたという話は、皆様もご存知であるかと思います。
その中でも、AmazonのAmazonプライムでは、注文の当日、又は、翌日には配送されるお急ぎ便は、重宝されていきました。さらに、コロナ禍では、外でのレジャーが楽しめないため、家の中で映画や音楽などデジタルコンテンツを楽しむ方が、増えていき、Amazonプライムにおいても多くの方が利用しました。
このように、Amazonのオンラインストアは、お客様に喜ばれる商品やサービスを提供して、沢山の売上を上げることに繋がっております。しかしながら、ここまで説明してきことは、多くの人が知っているAmazonの一部であります。実は、これ以外にもAmazonが行っていることがあり、そちらの方で大きな儲けを出しております。皆様は、Amazonが行っている「もう1つの事業」は、知っていますか?
それは、アマゾンウェブサービス(AWS)と呼ばれるクラウドサービスであります。『クラウドサービス???』という方がいらっしゃるかと思いますので、もう少し簡単に説明していきますと、Amazonが持っているサーバーやストレージ(記憶装置)、データベースなどを他の利用者にも貸すというサービスです。
例えば、自分のHPやブログを立ち上げたい人でしたら「サーバー」が必要になってきます。「サーバー」があるからこそ、世界中の人に自身のHPやブログを表示することが可能になります。AWSでは、そんなHPを作りたい人に「サーバー」を貸してくれます。
また、最近では、AWSでは、「人工知能(AI)」のサービスもあり、データ分析や予測を行ってくれます。
皆様が抱いていたAmazonのイメージとは、ちょっと違うサービスでありますが、こちらのサービスでは、大きな利益が出ております。Amazon全体でどれだけ売上があったかを表す収益は、2020年の間に、3861億ドル、日本円に換算いたしますと、約12兆5000億円にもなり、2019年からは、37.6%増加しました。
中でも、収益全体の88%は、ECサイトやAmazonプライムなどの小売業であります。一方のAWSについては、12%でございます。こう見ますと『いや、AWSの売上、全然無いやんけ!』と思われたと思います。
ただ、ここまで申し上げてきましたのは、売上の話であります。この売上から商品原価や販売費など様々な費用を差し引き、どれだけ儲かったかを表す「営業利益」を見ていきますと、AWSが大きな“利益”を出していることがお分かりいただけるかと思います。
営業利益全体のうち、AWSは何と59%も占めます。このことからも、AWSが、Amazonの儲かりの事業であることがお分かりいただけるかと思います。また、世界のクラウド市場を見ても、Amazonは、約3分の1も獲得しております。
しかしも、GoogleやMicrosoftなど、世界有数のIT企業を抑えて、市場の頂点に君臨しております。「Amazon」と言いますと、皆様が書いたものが揃っているオンラインショップであるというイメージが強いと思いますが、思わぬ一面を見ることができました。
ジェフ・ベゾスの激ヤバ資産の実態とは?
ここまでジェフ・ベゾスさんの肩書きを簡単に紹介し、そして彼のことを語るにあたって、決して欠かすことのできない「Amazon」に関して詳しく見ていきました。ここからは、そんな世界有数の企業を作り上げたジェフベゾスさんの資産に焦点を当てていきたいと思います。
皆様も、これだけの大企業のCEOが、どれだけ資産を持ち、そしてどんな資産を持っているか気になるところであるかと思います。それでは、彼の“懐”を隅々まで見ていきたいと思います。
まずは、彼がどれだけ資産を持っているか、資産額を見ていきます。2021年の4月6日に経済雑誌のForbes (フォーブス)は、2021年版の世界長者番付を発表しました。ジェフベゾスさんは、なんと1位にランクインし、その総資産額は、1770億ドル、日本円に換算しますと、19兆4000億円にもなります。
これでジェフベゾスさんは、4年連続でForbesの世界長者番付は、1位になります。ちなみに、2位は電気自動車を手掛ける「テスラ」や宇宙開発を行う「スペースX」のCEOを務めるイーロン・マスクさんで、昨年の31位から順位を伸ばしていきました。
※そんな「イーロン・マスク」や彼が行う「テスラ」に関して思わぬ“秘密”をまとめた記事がございます。そちらもご覧いただければと思います。
ジェフベゾスさんが世界の“超”大金持ちであることは、お分かりいただけました。では、彼がどんな資産を持っているか、その内訳を見ていきたいと思います。皆様は、どんな資産をお持ちだと思いますか?
『いや~、Amazonに関わることじゃないのでは?』と思われた方が、大半だと思いますが、まさにその通りであります。彼の莫大な資産は、「Amazon」の株によって構成されております。
2020年の間に何度か持ち株の売却を行いましたが、それでも彼は、Amazon全体の発行済み株数の約5億株のうち、約11%にあたる約5300万株を保有しております。これを株価と掛け合わせますと、彼の資産額が見えてきます。
Amazonの株価ですが、2021年4月7日時点では、3279.39ドルであります。ベゾスさんの持株数と掛け合わせますと、彼が持っているAmazon株の価値は約1700億ドルになります。彼の世界長者番付で公表されている資産額は、1770億ドルでございますので彼の資産のほとんどが「Amazon」の株で構築されていることがお分かりいただけたと思います。
自身の会社を大きくすることで、自身が持つ株の価値を高めることに繋がります。このようにして資産を形成しているのは、「ジェフ・ベゾス」さんに限った話ではございません。日本を代表する経営者の「孫正義」さんもこの手法で自身の資産を大きくしております。
※また、そんな「孫正義」さんに関してまとめた記事がございます。実は、彼は昔貧乏ででしたが、そこから這い上がり巨万の富を手にしていきました。そんな彼の思わぬエピソードは、こちらをご覧ください。
しかしながら、ベゾスさんは、自社株を持つ以外にも、自身の資産を増やしていく行為を行なっていきました。実は、Amazon以外にいくつかのビジネスへ「出資」も行なっております。
アメリカで宇宙開発を行う「Blue Origin (ブルーオリジン)」という会社が、2000年に設立されました。その時に、ベゾスさんは、出資を行なっております。ブルーオリジンは、何百人もの人々が「宇宙」で生活し、働く未来を目指して宇宙開発を行なっております。
また、ベゾスさんは、2013年にはアメリカ大手新聞会社であるWashington Post(ワシントンポスト)を2億5000万ドルで買収しております。この買収前は、経営難で倒産の危機にあったワシントンポストですが、ベゾスさんの買収の甲斐もあって、その後黒字に回復していきました。
この通り、ベゾスさんは、Amazon以外のビジネスへ出資を行なってきておりますが、大事なポイントが、1つございます。皆様は、お気づきでしょうか?確かにベゾスさんは、これらのビジネス対して、お金を出しております。
しかしながら、彼自身がロケットの設計や打ち上げを行なったり、新聞の編集を行なったりしている訳ではないのです。つまり、自身でビジネスを手がけるのではなく、あくまで出資を行う「ビジネスオーナー」という立場で、ベゾスさんは、これらのビジネスに関わってきました。
無論、何がなんでもご自身で先頭に立ってビジネスを行なっていくことで、会社を大きくしていくことは可能であるかと思います。しかし、そうではなく出資のみを行い、ビジネスの成長していけば、大きな労力をかけることなく恩恵を受けることができます。
いわゆる「不労所得」のような形で資産を増やしていくことができます。この2社に限らず、ベゾスさんは、世の中に知られる前のGoogleやTwitterを始め、Airbnb、Uberなど最近成長を遂げている会社への出資を行なっていきました。
このように、自身でビジネスを行う起業家の一面だけではなく、可能性のあるビジネスに対してお金を出す投資家的な立ち位置をとってきたからこそ、労力を大きくかけず、さらに自身の富を大きくしていくことができました。
ジェフ・ベゾスの表に出ない意外な過去とは?
ここまで「ジェフ・ベゾス」 さんが立ち上げたAmazonから彼の資産について解説していきました。彼がお金持ちである理由が少しずつ分かってきたかと思います。ここからは、彼の生い立ちに関して見ていきたいと思います。
今では、世界的な富裕層として名高いジェフ・ベゾスさんでしたが、昔からお金持ちであったのか気になるところであるかと思います。また、世界的企業であるAmazonがどうやってできていったのか皆様もそこまでご存知でないかと思います。ジェフ・ベゾスさんの現在に至るまでのストーリーを分かりやすく解説していきます。
ジェフ・ベゾスさんは、1964年にアメリカのニューメキシコ州アルバカーキで生まれ、父は、バイクショップのオーナーで、母は、当時なんと17歳の女子高生でした。しかしながら、彼が生まれて間も無く両親は離婚してしまいます。
しかしながら、彼が4歳の時に、母親がキューバの移民と再婚し、その時に再婚した父の姓の「ベゾス」が与えらました。ベゾス少年は、幼い頃から機械や実験に対して興味を示しておりました。
例えば、ドライバーでベビーベッドを分解してしまったことがありました。さらに、彼は、電気警報器を作り、自分の部屋に彼の兄弟が入ってこないようにしたり、ガレージを実験室に変えたりするなどしてました。既に、起業家のような、様々なアイデアを試す習慣を持っておりました。
そんな彼は、高校生の時に、アメリカフロリダ州のマイアミに家族と共に引っ越しました。そこでは、彼自身の未来に大きく関わってくる「コンピュータ」との出会いがあり、のめり込んで行きました。
その後、「バレディクトリアン」と呼ばれる優秀な学生に贈られる称号を手にして、高校を卒業し、プリンストン大学へ進みました。当初は、大学では、物理学を学び、将来物理学者になることを目指しておりました。
ただ、周りには自身よりも優秀な生徒が揃っており、仮に学者になれたとしても平凡な学者になると感じておりました。そこで彼が思い出したのは、高校時代に夢中になっていた「コンピュータ」の存在です。
自身の気持ちが熱くなった存在にもう1度のめり込んでいき、物理学よりも「コンピュータ」の分野の勉強にシフトしていきました。最終的には、コンピュータサイエンスとで電気工学の学位を取得して大学を主席で卒業していきました。
この時点では、彼は、コンピュータに魅了されておりました。しかしながら、未だ「Amazon」立ち上げの構想は出ておりませんでした。卒業後のベゾスさんは、ニューヨークのウォール街で職を転々としていきます。
まずは、ファイテル(Fitel)という金融サービスと情報技術を結びつけた「フィンテック」を手がける会社に入社しました。そこでは、国際貿易のためのネットワークの構築を任されました。その後、投資銀行のバンガーズ・トラスト(Bankers Trust)に転職していきました。
その投資銀行の中では、昇進を積み重ね、ベゾスさんが、26歳の時に最年少で副社長に就任し、そして、通信ネットワークの開発を担当していきました。2年後には、D・E・ショウ&カンパニー(DE Shaw&Co)に転職しました。
この会社は、様々な取引手法を駆使してどんな市場の状況でも利益を追求するヘッジファンドで、ベゾスさんは、この会社での勤務を通じて投資を行う会社の仕組みを学んでいきました。
また、この会社で勤務を続けていく中で、彼の人生を大きく左右する出来事が起きました。彼は、インターネットの投資の可能性に関して調査を行っておりましたが、興味深いデータに出会しました。それは、インターネットの使用量が年間2300%増加していることでございます。
このデータを見て、将来的なインターネットの可能性を大いに感じました。すると、ベゾスさんは、すぐに行動を起こしました。既存の通販ビジネスのトップ20を見て、その中でインターネットを使うことで効率化できるものはないか、自身に対して自問しました。
そこで出てきたのが、「書籍」であります。膨大な書籍は、インターネットでデータベース化していくことが最適であると気づきました。インターネットで「書籍」を売ることに可能性を感じたベゾスさんは、またまた行動に起こしていきます。
インターネットの可能性を見いだして、加えてインターネットで「書籍」を売るというアイデアを思い付いた、翌日にはナント、ロサンゼルスに向かっておりました。ロサンゼルスでは、アメリカ書店協会に出席し、本のビジネスについてできる限りのことを学びました。
既に、本の卸売業者がインターネットで在庫リストを管理していることを把握し、後は、お客様が本を購入するために在庫を検索し、直接注文できるHPを作っていく必要があると考えました。
彼は、このままヘッジファンドに残っていても、安泰でありましたが、それを辞めて電子商取引の業界に乗り込むことを決めました。1994年には、仕事を辞めて、シアトルに引っ越しました。このシアトルという土地を選んだ理由としては、大きく2つの要因がございます。
1つ目は、エンジニアの人材が豊富であったことです。シアトルの東側にあるレドモンドには、Microsoft (マイクロソフト)の本社があります。そのため、ハイテク分野に長けた人材を集めやすい環境でした。2つ目は、大手配本業者のIngram (イングラム)がシアトルの近くにあったことです。
予め、ビジネスが発展していくことを見込んでの土地選びを行っていきました。また、住んでいたニューヨークからシアトルへ移動する間に、Amazonの事業計画を作成したという逸話も残っております。
シアトル到着後は、彼は、オンライン上で書籍の販売を行うために、友人300人に依頼して、サイトのテストを行っていきました。また、作業は、数人の従業員と共に、自宅のガレージで行われてきました。
幼少期の実験にのめり込んだ時もガレージで発明が行われましたが、後の世界的なショッピングサイトも、ガレージから生まれていきます。そして、友人を巻き込んだ実験が終了し、1995年の7月に世界最大の川にあやかって「Amazon」がスタートしていきました。
またベゾスさんは、「Amazon」をこの開業時から単なるインターネット上の小売業者では無いと捉えていました。あくまで、Amazonは、消費者のオンライン取引を簡素化するビジネスを行っているテクノロジー企業であるというふうに考えていました。
だからこそ、ただのオンラインショッピングサイトに留まらない発展を遂げていくのです。
話は戻りまして、「Amazon」は、サービススタートの30日以内に全米50州と45カ国で本を販売しました。サービス開始当初は、プレスプロモーションなど行っていませんでした。しかしながら、2か月で、売り上げは1週間あたり2万ドル(約220万円)に達し、ベゾスさんと彼のスタートアップチームが想像していたよりも速く成長していきました。
2か月で売り上げは1週間に2万ドルに達し、ベゾスと彼のスタートアップチームが想像していたよりも速く成長しました。Amazonの売上がアップする中、Amazonには次々に新機能が生まれてきました。
ワンクリックでのショッピングやカスタマーレビュー、電子メールによる注文確認など、今では、 当たり前のAmazonのサービスですが、この当時は、革命的なサービスであり、より注目を集めることにつながりました。
その後、Amazonは、eコマース業界のリーダーを担い、さらには、本以外にもCDやビデオ、衣料品、電子機器など様々な商品の販売を行うようになっていきました。このように、急成長を遂げていくベゾスさんの立ち上げたAmazonでしたが、実は、長期間に渡り、赤字経営を行っておりました。
通常でしたら、会社で利益が生じますと、社員の給料が上がったり、その会社の株主でしたら配当を受け取ることができたりなど、会社に関わる人に対して見返りが発生していきます。しかしながら、ベゾスさんは、事業で生じた収益をAmazonの事業をさらに拡大していくために使っていきました。
2003年に創業の1995年以来、初めて黒字化に成功し、営業利益は3500万ドル(約40億円)になりました。皆様もこれを聞いて『利益出たなら株主や社員にさっさと還元するべきやん!』と思われたかもしれません。
しかしながら、長年収益を事業拡大に費やしてきたことで、世界のトップ企業へと成長していくことになります。ベゾスさんは、このように少し収益を受け取るタイミングを遅らせたことで、より大きな富を手に入れていくことになります。
では、そんなAmazonが、赤字経営の中でも、費用を費やしてきた事業ですが、複数あります。まずは、Amazonの始まりでもある小売業においてです。ベゾスさんは、送料無料で迅速に品物を届けることにこだわっていきました。
そのために、自社で倉庫を持つことで、送料の無料と品物を早く届けることの両立を実現させていきます。この倉庫に多額の投資を行い、とんでもない赤字に陥ったため投資家や株主から厳しい声が上がりました。しかしながら、倉庫への投資を続けた結果、最高の物流サービスを届けることを実現させ、売上を拡大していくことができました。
また、AmazonのAWSも、費用を費やしてきた事業の1つであります。そもそも、AmazonのAWSが誕生したキッカケは、オンラインショッピングサイトのサーバーの切り替えがキッカケであります。
当時、Amazonは、オンライン上に自社のHPを作り、そこで商売を行っておりましたが、オンライン上にお店を作るためにサーバーが必要でした。そのサーバーをベゾスさんの判断で、従来のものから、より安価なものに変えることにしました。
しかしながら、サーバーを切り替えることは、少なからずリスクがございます。サーバーの移行に失敗すれば、Amazonというオンラインショッピングサイトは、消え去ることになります。それでも、ベゾスさんは、断固としてサーバーの移行を進めていきました。
その後、移行は無事に成功しました。また、それと同時に、サーバー能力をいくらか余らしていました。そこで、ベゾスさんは、そこに目をつけて余ったサーバーを他社に貸すことにしました。
これが、AWSの誕生のキッカケでありますが、このAWSのサービスの開始時にベゾスさんは、サービスの価格を切り詰めていきました。短期的な赤字を覚悟してまでも、顧客を獲得することを最優先し、クラウドサービスでトップを狙っていきました。
その結果は、前述の通り、クラウド市場においてGoogleやMicrosoftを抑えて頂点に立つことになりました。
今となっては、世界トップクラスの企業に上り詰めたAmazonですが、その影には、赤字覚悟で収益をこれから伸びるサービスに投資を行なってきたベゾスさんの先見の明と決断力があってのことであるかと思います。
なぜ、ジェフ・ベゾスがビリオネアになることができたか?
ここまでベゾスさんが生まれてから今に至るまでを隅々まで見ていきました。Amazonがどうやって拡大してきたかお分かりいただけたかと思います。では、ここからは、ベゾスさんがお金持ちになることができた「理由」にフォーカスしていきたいと思います。
ベゾスさんのお金持ちになった要因には、ここまで説明してきた「Amazon」の存在が大きいのは、皆様よくよく理解されていると思います。さらに、その根本にあるものを見ていくことで、私たちもベゾスさんのように「富裕層」へ仲間入りすることができるかと思いますので、説明してまいります。
ベゾスさんがお金持ちになることができた理由は、大きく3つございます。
- お客様の行動・心理を先回りするサービスの提案
- 先見の明(これから伸びるものを把握する能力)があったから
- 決断力があったから
それでは、それぞれ解説してまいります。
お客様の行動・心理を先回りするサービスの提案
ベゾスさんがお金持ちになることのできた理由の1つ目は、お客様の行動・心理を先回りするサービスの提案をしてきたことです。ベゾスさんが手がける「Amazon」では、お客様がオンラインショッピングを利用する上で、どういう行動を取るか、あるいは、どういう心理でいるのかを先回りし、お客様をより満足させるサービスが複数存在します。
そのサービスにより、多くのお客様をもたらすことに繋がっていきます。例えば、前述でも紹介しましたが、「あなたへのおすすめ」などを提示してくれるレコメンド機能も、お客様の行動や心理を先回りするサービスであります。
やはり自分で買い物する際に、多くの方が悩まれると思います。そんな行動や心理に先回りしていますのがこのレコメンド機能であります。Amazonでは、そのお客様に合った商品を提示してくれます。皆様も自分にぴったりの商品を見つけた時には、どんな気分になりますでしょうか?
多くの方が、嬉しい気分になり、自分にぴったりの商品を買いたくなるかと思います。お客様が嬉しい感情や購買という行動をとることを先回りして、このレコメンドという機能がAmazonではございます。
また、カスタマレビューもお客様の行動や心理を先回りするサービスの1つであります。2016年の総務省の「GDPに現れないICTの社会的厚生への貢献に関する調査研究」によりますと、消費者の約60%が「商品の購入の際にレビューを参考にしている」というデータがございます。
このように、私たちは、物を買う際には、誰かの意見を取り入れることに重きを置いております。それを先回りするかのように、Amazonでは、各商品にレビュー機能があります。
お客様の商品を買う際の行動や心理を読んで、この機能を付けたと推測されますが、レビュー機能は、創業の1995年の間もない頃からございます。それだけAmazon、それを手がけるベゾスさんが人の行動や心理を読むことに長けていたのだと窺い知ることができます。
だからこそ、Amazonは、多くのお客様に利用されるサービスへと進化することができたのであります。
先見の明(これから伸びるものを把握する能力)があったから
ベゾスさんがお金持ちになることのできた理由の2つ目は、先見の明(これから伸びるものを把握する能力)があったからであります。前述のベゾスさんの今に至るまでのストーリーの通り、先見の明があったからこそ色々な物事が成功に至ったかと思います。
中でも、ベゾスさんのAmazon立ち上げのエピソードでは、無論、創業の前の投資銀行で勤務していた時代に、これからインターネットが伸びるということを知っていたからこそ、Amazonを立ち上げようとしたのだと思います。
しかしながら、ただ単に情報を知っているだけでは、なかなか行動に踏み切るまでにはいかないかと思います。やはり、これからの世の中がどうなっていくか先を読む力があったからこそ、行動を起こし、そして成功を掴み取ることができました。
また、Amazonの創業に限らず、クラウドサービスのAWSに多額の投資を行なったり、GoogleやTwitterなど数々のビジネスへの出資を行なったりしていき、最終的にどれも成功していきました。
それも、ベゾスさんが、先の世の中を見ることができたからこそであります。ただ、この話を聞き、皆様の中で『これじゃ、まるでベゾスさんだからできたのでは!』『私には、先の世の中を読む力なんて…』と思われた方がいらっしゃるかと思います。
後ほど、より大きな「富」を手に入れるための「先を読む力」を搭載する方法を伝授いたしますので、お楽しみにしてください。
決断力があったから
ベゾスさんがお金持ちになることのできた理由の3つ目は、決断力があったからであります。どんなにお客様の先をいくようなサービスを思いついたり、あるいは、将来世の中がどうなるか分かっていても、最終的には『よし、やります!』という決断力が求められていきます。
ベゾスさんは、この決断を迅速に行なっていくことができました。ベゾスさんが、今の成功に至るまで沢山の「決断」を行なっていきました。大学時代には、「物理学専攻」として、入学したものの、あっさり見切りコンピュータにシフトしました。
また、そのまま勤務しつづければ将来安泰な投資銀行を辞めて「Amazon」を開始しました。さらには、赤字覚悟で収益をこれから伸びる事業にどんどん投資していきました。ベゾスさんには、アクションしていくための「決断力」も備わっていたからこそ、将来成功しそうなアイデアをどんどん行い、成功を掴み取っていきました。
ここまで、ベゾスさんがお金持ちになることのできた理由の3つを紹介していきましたが、どれか1つでも欠けていたら、今の成功は無かったかと思います。この3つにより、Amazonの価値やベゾスさんの資産を大きく増やしていくことに繋がっていきました。
まとめ
今回は、Amazonの創業者で、2021年版世界長者番付の1位にもなった「ジェフベゾス」に関して解説していきました。彼の資産の秘密やAmazonのサービスの諸々の裏側に関してお分かりいただけたかと思います。
今回紹介してきたベゾスさんのエピソードやお金持ちになった理由など、皆様がより豊かな日々を手に入れるためのヒント沢山紹介していきましたので、少しでも取り入れてくださいますと嬉しいです。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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