皆様の中で、何か情報を調べたいなという時に何を使いますか?多くの方が“Wikipedia”を利用すると思います。また意図的でないにしろ、GoogleやYahooで検索を行ったら自然に一番上にWikipediaの記事が出てしまったという方もいらっしゃるでしょう。
多くの方が、情報収集の際に欠かすことのできない存在であるWikipediaですが、そこに辿り着くまでに紆余曲折がございました。実は、Wikipediaに取り入れられたとある考え方が今回の全体の話の大きな鍵を握り、皆様の集客やビジネス構築の大事なヒントになります。
最初は、そのWikipediaの仕組みから誕生までのエピソードを見ていきます。残りの部分では、Wikipediaの発想の根本となった“UGC”とその事例や活用術を紹介していきます。今回最後までお読みいただくことで、Wikipediaについてだけでなく、ビジネスを長期的に拡大していくための重要な考え方を学ぶことができます。
今回は、今まさに集客や売り上げに悩んでいる方にも、これからビジネスや副業を始める方にもピッタリなお話です。それでは、Wikipediaの全体像から思わぬ歴史を見ていきましょう。
※動画で学びたい方にはコチラ↓↓↓
目次
多くの方が知らないWikipediaの全体像とは?
まずは、Wikipediaとは何者であるか説明していきます。既に皆様は、Wikipediaは、オンライン上の百科事典であることはよくよく知っているかと思います。
今回は、どんなサービスであり、なぜ誕生したのか経緯までも解き明かしていきます。
どんな情報もお手の物のWikipedia
Wikipediaとは、2001年に誕生したオンライン百科事典であります。誰もが簡単に、無料で知りたい情報を調べることができます。早くてかつ、本物の情報を知りたい利用者を惹きつけることに成功し、ブリタニカ百科事典でお馴染みのブリタニカのような競合他社を上回り、オンライン情報業界で優位な位置に立つことができました。
このWikipediaの大きな特徴は、莫大な情報量を持ち、どんなことでも検索すれば、調べることができるのも一つありますが、利用者が誰でもページの編集ができます。例えば、皆様がある単語についてWikipediaで検索することで、結果が表示されると思います。その表示されるページは、一般の利用者によって書かれたものであります。
このように一般の利用者によって、生み出されるコンテンツのことを“UGC”(User Generated Content)と言います。Wikipediaにおいては、利用者によって編集されるそれぞれの単語のページが、コンテンツであり、そしてUGCであります。
“UGC”をご存知の方は、うんうんと頷いていらっしゃると思いますが、そうでない方からしたら『…』とフリーズされていると思います。後ほど、“UGC”については、解説いたしますのでお待ちください。
そんなWikipediaの世界の月間読者数は、イギリスの週刊新聞社エコノミストによると、約4億9500万人にもなります。世界の人口は、約60億人でありますので、大体12人に1人は、月1回使っていることになります。
さらに、Wikipediaの管理を担っているウィキメディア・ラボによれば、2018年9月のひと月で記録したページレビュー数は、155億ページビューでした。また、市場分析を行うcomScoreによると、Wikipediaは、“米国だけ”で月間1億1700万人以上のユニークビジターを受け入れているそうです。
激動のWikipedia誕生記
何か調べたい時に、世界各地で重用されているのが、このWikipediaであります。では、この便利なオンライン百科事典はどのような過程を経て出来上がったのでしょうか。
このWikipediaの創業者である、ジミー・ウェールズは、1966年にアメリカのアラバマ州に生まれました。幼少時代には、親に“百科事典”を買い与えられ、それに夢中でした。それから時を経て、大学院時代には、リチャード・ストルーマンの考え方に興味を抱きました。リチャード・ストルーマンは、1983年より立ち上げられたGNUプロジェクトの発起者であります。
このプロジェクトでは、ソフトウェアの改造や研究、再配布等が一般のパソコンの利用者が自由に行えるフリーソフトウェアという考え方を世の中に広めようとしました。
物凄く鋭い洞察力をお持ちの方でしたら、このリチャード・ストルーマンの考え方があるものと似ていると既に感じられていると思います。そうです、サービスの一般の利用者が受け手になるだけでなく、自らも編集者になれるということが、Wikipediaの考え方とGNUプロジェクトで似ております。
大学院時代を経て、シカゴにある先物及びオプション取引を行う“COA”(Chicago Options Associates)に1994年から2000年までリサーチディレクターとして勤めました。
そんな1990年代の半ばでは、Web上にエントリーポイント、いわゆる皆様がWebを立ち上げた時に出てくる最初の画面について盛んに開発が行われておりました。そのエントリーポイントでは、Webで情報を調べるための検索機能を設けるだけでなく、電子メールやニュース、エンターテイメントなどといったものが設置されました。
その先駆けとして、皆様もご存知のYahooやNetscapeが誕生し、その後をGoogleが追っていく形になります。そして、ウェールズもこの流れに乗りました。COAでの勤務の余暇の時間を活用しながら、独自のWebブラウザを構築していき、1996年には“Bomis”という検索エンジンポータルサイトを立ち上げました。この“Bomis”は、男性向けの検索エンジンであります。
具体的には、エッチなコンテンツを見つけることができる検索エンジンやエッチな画像の販売などが行われ、『インターネット上のプレイボーイ』とも評される程でした。しかしながら、この“Bomis”は、成功とまでは行きませんでしたが、後のオンライン百科事典の構築に向けた資金源を生み出しました。
そして1999年の秋頃には、ボランティアによって作成されるオンライン百科事典の構想を検討し始めました。この試みは、前述のストルーマンのフリーソフトウェアを推し進めるプロジェクト影響を受けてスタートすることになりました。
オンライン百科事典を構築するにあたり、ラリー・サンガーを編集長に据えて開発が行われました。2000年の3月には、“Nupedia”というオンライン百科事典サイトが誕生しました。これは、Wikipediaの前身となるサイトであります。
Nupediaでは、博士号を持っているなど、何らかの専門家である人々によって各単語の記事編集されました。しかしながら、記事編集に参加するまでの参加資格条件や記事の審査が厳しかったため、執筆者数も記事数も伸び悩みました。
専門の百科事典と同等の品質を目指し、厳しい基準を設けましたが、それが裏目に出てしまいました。18ヶ月という年月に、25万ドルもの費用も費やしましたが、掲載できた記事数はたったの12にしかありませんでした。
しかし、2001年に入り、転換点が待ってました。サンガーがWikipedeiaの誕生に繋がる大きなヒントをゲットしました。サンガーの知人が、複数のユーザーがサイトにアクセスし、コンテンツの追加や変更、管理できるという“Wiki”というウェブサイトの存在を教えてくれました。
そのヒントは、ウェールズにも伝えられました。2人は“Wiki”を用いた、より自由度の高い編集ができる百科事典を作ることに決めした。そして、すぐさまNupediaに“Wiki”というシステムを導入しようとするものの、Nupediaに携わっていた専門家の投稿者らは反対しました。
そこで2人は、2001年1月15日に、従来のNupediaとは別に、新たなオンライン百科事典“Wikipedia”を立ち上げました。サービス開始から数日で、Nupediaの記事数を上回り、1月末で17の記事、2月末には150までにもなりました。その後、2001年末には、記事数は約20000にも増え、編集者も約350人とアッという間にNupediaを遥かに越していきました。
それだけ編集が自由に行えるということの効果が大きかったのだと思います。その後も、記事数と編集者の数は軒並みに増えていきました。さらに、当初英語版しかなかった“Wikipedia”は、多言語化が行われ、世界で幅広く編集と閲覧が行われるようになっていきました。
2003年には、非営利団体としてWikipedia財団を立ち上げられ、この財団に、利用者から“Wikipedia”の運営に必要となる資金の寄付が集められるようになりました。
長い年月を経て、記事数は莫大なものとなっていき、2021年1月の時点で、316の言語、5500万以上の記事が掲載されております。もはやWikipediaは、私たちが一番最初に情報を得たい時に、欠かせない存在であります。
※Wikipediaの誕生記もかなり劇的でしたが、IKEAができるまでの誕生記も同じくらい刺激的であります。そんなIKEAができるまでのストーリーは、こちらで紹介しています。
次世代ビジネスの肝となるUGCとは?
ここまでWikipediaのシステムから、誕生の歴史を追ってまいりました。参加者が自由に編集できるというポイントが、このオンライン百科事典を大きく成長させることに導いたかと思います。
この一般の参加者による自由な編集によって生み出されるものを“UGC”と呼ぶことは前述ではお伝えしましたが、これが今回不労所得を構築していくにあたって大きな鍵となります。
とはいっても、もうひとつ“UGC”が何か難しい言葉だなと感じられている方がいらっしゃるかと思いますので、ここからは“UGC”について分かりやすく説明していきます。
UGCとは、サービスや商品の受け手となるような人たち(消費者)によって作成される文章や画像、動画などのコンテンツの総称で、User Generated Contentsの略であります。“User Generated”という言葉が示しておりますが、企業が作るコンテンツではなく、サービスの利用者であるUser(ユーザー)によって作られるコンテンツがUGCであります。
ただ、辞書的な説明されてもイマイチピンとこないかと思いますので、具体例を挙げながらご説明いたします。
例えば、皆様がよく動画を見るために使っている動画投稿サービスの“YouTube”。こちらでは、企業が気合を入れてCMや宣伝の動画投稿を行っております。しかしながら、YouTubeの全ての動画が企業よって作られているわけではないことはご存知であるかと思います。
YouTubeを視聴している一般の方でも動画を投稿することができます。そして、この視聴する側の人々が投稿した動画が、UGCであります。
この説明でピンときた方と、そうでない方が半々くらいだと思いますので、もう一つ例を挙げさせていただきます。皆様のスマホにもきっとインストールされていると思います“Instagram”を例に説明させていただきます。
皆様は、Instagramを通じてあるおしゃれな風景や美味しいご馳走などの写真が投稿されているのをご覧になったことがあると思います。しかし、単に閲覧するだけでなく投稿も行いますよね。Instagramでは、投稿を見る側だけでなく、投稿する側にもなることができ、その投稿一つ一つがUGCであります。
つまり、商品やサービスを視聴したり、利用したりするような受け身的な立場にある方によって作られる動画やSNSの投稿、口コミなどをUGCと呼びます。
一方で、そんな一般の消費者によって作られるUGCを投稿する場所、プラットフォームをCGM (Consumer Generated Media)と言います。ここまで紹介してきた、WikipediaやYouTube、Instagramは、動画や文章が投稿される場所であることからCGMと呼びます。
ここまでの話を整理しますと、
Wikipedia、YouTube、Instagramなど、利用者によって動画や記事などが投稿される場所=CGM
Wikipedia、YouTube、Instagramなどに、利用者が投稿する動画や記事などのコンテンツ=UGC
でございます。
UGCの最大のメリット
難しいマーケティング用語の解説となりましたが、UGCとは、何者であるかはお分かりいただけたと思います。そしてこのUGCには、皆様のビジネスを大きくするメリットがございます。
ここからは、UGCの最大のメリットを見ていきたいと思います。これを理解することで、Wikipediaが拡大した理由や皆様の身の回りにあるUGCを活用したサービスが伸びている理由が分かります。
メリット①:信頼感を与える
1つ目のメリットは、UGCが私たちに信頼感を与えてくれることです。例えば、再び“Instagram”の例を挙げていきたいと思います。まず下記のスターバックスの投稿を見ていただきと思います。
スターバックスでは、コーヒーとクリームを混ぜ合わせた“フラペチーノ”という商品があり、季節ごとに様々な味が出ています。今回紹介した、アールグレイハニーのフラペチーノでありますが、皆様もつい飲んでみたくなったのではないしょうか。
スタバの看板商品である“フラペチーノ”ですが、皆様の中でこんな経験をしたことのある方がいらしゃるのではないでしょうか。友人や有名人がこの“フラペチーノ”の写真を載せた投稿を見て、思わず『私も!』と実際にスタバに駆け込み、“フラペチーノ”を飲んだという方がいらっしゃるのではないでしょうか。
このように、企業が『買ってください!』と宣伝するよりも、身近な人たちが買っている姿を見て買った経験のある方が多いと思います。あるいは、誰かの口コミを読んで商品やサービスの購入を決めたことのある方がいらっしゃると思います。
このように、サービスの利用者が行う投稿、UGCは、“身近な人々”によって行われるため、私たちにより親近感や信頼を抱かせてくれます。だからこそ、友人のインスタの投稿を見て買うようなことが起きます。
また、Wikipediaに対しても信頼度の高い情報を抱えていると言うことができます。事実、何かを調べるためにWikipediaを使う人がほとんどで、前述のWikipediaの月間利用者数が約4億9500万人であることも根拠の1つです。
ただ、中にはWikipediaの情報は信頼できない、間違った情報が載っているように感じられる方もいっらしゃると思います。確かに、あることに関して間違った情報が載せられていたという事案はありました。
しかしながらWikipediaは、誰でも編集できることから、たとえ間違った情報が掲載されていても後から修正が可能です。さらに、特定の人のみが記事を編集できるのではなく、誰でも編集できる点が、むしろWikipediaへの信頼に繋がっているかと思います。
このUGCによって、私たちは信頼を抱くことができて、商品の購入であったり、情報収集であったり各自の最終的な行動に繋がっていきます。
メリット②:コストが低い
2つ目は、UGCを生み出すのにかかるコストが低いことです。企業によって宣伝を行ったり、CMを作ったりすれば一定の費用がかかるかと思います。しかしながら、一般の参加者が商品やサービスに関してSNSで投稿してくれれば、さほど費用をかけずに宣伝することができるかと思います。
よくTwitterやInstagramで、『ハッシュタグを付けて投稿してください!抽選でもれなく〇〇もらえる!!』みたいなことが行われておりますが、これはまさに皆様に対して“UGC”を生み出してもらうために行っていることであります。
例えば、『#モミアゲ牛丼』というハッシュタグを付けて、モミアゲ牛丼に関する投稿を行えば抽選で商品券プレゼントというキャンペーンをSNSで行なっていくとします。そうすると、一般の人からモミアゲ牛丼に関する投稿がどんどん行われて、広まっていきますよね。さらには、前述のメリットである信頼感も多くの人に与えていくことができます。
一方で、Wikipediaの記事編集ですが、専門家にお金を払い、記事を書いていただくのではなく、誰でも自由に無料で書き込めることから、コストがかかりません。ですから、Wikipedia自身としては、運用にかかるコストを下げることができるかと思います。
しかし、『Wikipediaはコストがかからないからいいけど私たちにメリットはないのか?』『編集を行ったら商品券など特典はないのか?』と思われたと思います。現時点では、Wikipediaからは、記事を編集することによる報酬等は配っておりません。しかしながら、多くの方が投稿しております。それはなぜでしょうか。
それは、Wikipediaを支えているという使命感が湧き、さらには、記事を投稿することによって自己顕示欲、承認欲求が満たされてるからであります。何億人もの人が自分の文章を見ていると思いましたら、嬉しい気分になりますね。
また、多くの人に見られたり、使命感を抱いたりする時には、快楽ホルモンであるドーパミンが分泌されます。人々は、このドーパミンによる気持ちいい気分を味わうために投稿を行なっていきます。Wikipediaから直接的な報酬は、無くても、気持ちいい気分になれることから多くの方が、編集を行なっているのだと思います。
今すぐマネできるUGCとWikipediaでの稼ぎ方
UGCの2つのメリットによって、皆様の身の回りにあるサービスや商品が多くの方に利用されるようになることはお分かりいただけたと思います。皆様自身も、このUGCを味方につけてビジネスを大きくしたり、立ち上げたりしてみたいですよね。
そこで、今回紹介したUGCをビジネスや副業の場面での具体的な活用法を紹介していきます。また、同時に誰でも編集できるWikipediaのようなサイト運営によるマネタイズしていく方法も紹介していきます。
UGC活用術:SNSでのハッシュタグの活用
まずは、ハッシュタグの活用についてです。TwitterやInstagramなどでは、ハッシュタグ「#」を打ち込んで、投稿ができるかと思います。ハッシュタグが付くことで、他の誰かが特定のハッシュタグ付きの投稿を検索したり、チェックしたりなど多くの人に見てもらう機会が生まれます。
そこで、ハッシュタグ付きの投稿をお客様に投稿をしてもらう、すなわちUGCを生み出してもらうことで、皆様の商品やサービスの宣伝になっていきます。では、実際にどのようにしてハッシュタグを活用し、かつお客様に投稿をしていただくか具体例をあげつつ、ご説明いたします。
よくTwitterでは、自社商品に関して『#〇〇』という投稿を行わせて、投稿した方に抽選でプレゼントするというキャンペーンが行われています。皆様の中でも見たことのある方がいらっしゃるかと思います。
例えば、ローソンの事例を挙げていきます。ローソンでは、カレーパンやカレーライスなど様々なカレーに関する商品を扱っております。その“カレー”商品に関するキャンペーンとして、『#金曜日はローソンのカレー』というコメントを付けて引用ツイートさせるキャンペーンを行いました。
こうすることで、Twitter上で『#金曜日はローソンのカレー』という投稿が見られるようになっていきます。そして、このハッシュタグ付きのを見た方は『ローソンでカレーを買おうかしら』『ローソンのカレーは美味しそうだな』など、ローソンにはカレーもあるというイメージが頭の中に入っていき、後々の購入に繋がっていきます。
また、このハッシュタグを付けて投稿した人からしたら、自分以外にも『#金曜日はローソンのカレー』とツイートしているため親近感や一体感が湧いて楽しい気分になっていくかと思います。一種のお祭りに参加するような感覚であります。
さらに、ローソンは、お祭り気分を味わせるだけでなく、抽選でクオカードをプレゼントするようにしております。そうすることでこのハッシュタグ付きのツイートを行わせることに対して、よりメリットを与えております。
このようにローソンのやり方をマネし、自社の商品やサービスに関するハッシュタグ投稿キャンペーンを行っていけば、皆様の商品やサービスの宣伝に繋がっていきます。
では、イメージは掴めたところで、具体的にどうやって行っていくか手順を説明していきます。
①キャンペーンの内容を決める
自分の持っている商品やサービスを宣伝するのか、それとも会社、個人を宣伝していくのか決めていきます。その後、お客様にどういうハッシュタグの投稿をさせるのか、また何かしらのプレゼントを与えるのか決めます。
このプレゼントですが、マストではありませんが、人間はやはり何かしらのベネフィットが無いと動きづらいと思いますので、設けるべきであるかと思います。前述のローソンのように、クオカードなど金銭的なものでも、あるいは、商品をプレゼントするのでも構いません。
あるいは、個人の方の宣伝でしたら、その方とのお茶会や食事会などをできる権利を抽選でプレゼントするのも面白いと思います。
②SNSで投稿する
キャンペーンの内容が決まりましたら、TwitterやInstagramなどSNS上に投稿していきます。この時に気を付けていただきたいのは、投稿を見た方が理解できて、かつ参加したくなるようなような説明をすることです。
単に『#もみあげ牛丼を付けて、投稿をした方に商品券プレゼント』でも、伝わるかもしれませんが、参加の仕方が分かりにくかったり、もう一つ興味が唆られなかったりするかと思いますので、分かりやすく、キャンペーンに参加したくなるようなキャッチーな言葉遣いが必須です。
③後は待つだけ
投稿が完了しましたら、後は見た方がハッシュタグ付きの投稿をするのを待つだけです。皆様がちょっと目を離しているうちに、皆様の投稿を見た方がハッシュタグ付きの投稿を生み出していき、商品やサービスが宣伝されていきます。
※実は、Instagramに関しては、あまり世に出ていない“秘密の集客術”がございます。しかも、無料で、インスタアプリを少しいじるだけでできてしまいます。その方法は、こちらの記事でご確認ください。
UGC活用術:HPに口コミを搭載せよ
UGC活用術には、SNSを利用する以外の方法もあります。それは、“口コミ”です。口コミも商品やサービスの利用者から生み出される感想や意見であり、立派なUGCであります。
こちらの口コミによっても、それを読んだ多くの方が信頼を抱き、そして商品やサービスを購入してもらうことに繋がります。さらにはコストをかけずにできるかと思います。
手順としては、商品やサービス購入後にお客様にメール等で口コミをくださいと伝えれば良いです。場合によっては、Googleフォームなど、口コミを書き込むための専用のフォームを作り、そこに書き込んでもらうとお客様も書きやすいかと思います。
しかしながら、購入したお客様に『口コミしろ!』と言っただけでは、なかなかしたがらないと思います。では、皆様ならどうしますか?答えは、1つでは無いと思いますが、やはり口コミを書くことに対して、お客様に何らかのベネフィットを与えていく必要があると思います。
前述のローソンのキャンペーンでも、参加した方に抽選でクオカードをプレゼントを与えるように何かしらプレゼントを与えることで、お客様の口コミという行動をよりしたくなるかと思います。
勿論、口コミを行ったらクオカードプレゼントでもいいと思いますが、お店もお客様も喜ぶようなプレゼントがいいかと思います。例えば、そのお店で使えるクーポンでしたら、またお店を利用してもらえるチャンスが生まれ、お客としてはお得に買い物ができます。また、自社製品のクーポンでしたら、追加の経費をかける必要がなく済みます。
ここまで、UGCを活用し、自身のビジネスや副業を拡大していくためのいくつかのヒントをご紹介いたしました。やはり、多くの方に信頼を与え、かつあまりコストをかけずに行うことができるのが大きなメリットであるかと思います。
Wikipedia風サイトで不労所得構築
ここからは、不労所得を構築するためのビジネスモデルを1つ紹介していきます。その方法は、Wikipedia風のサイトを作っていただくことによって、自動化収入を目指していきます。
『まさか、オンライン百科事典を作っていくのですか?』と思われた方がいらっしゃるかもしれませんが、流石にWikipediaが既に覇権を握っていることから同じようなオンライン百科事典を作るのは難しいと思います。
しかし、視点は悪くはありません。Wikipediaの“誰でも自由に編集できる”という性質を利用していきます。前述でチラッとお話しましたが、複数の利用者がHPにアクセスし、コンテンツの追加や変更、管理できるという“Wiki”というウェブサイトがあります。それを活用した百科事典がWikipediaであります。
既に、閃いている方もいらっしゃるかもしれませんが、このWikiという誰でも自由に記事の編集できるウェブサイトは、Wikipediaだけに利用されている訳ではございません。
実は、“Wiki”を用いて、誰でも書き込める情報サイトは、Wikipedia以外にも沢山ございます。例えば、ゲームに関する攻略サイトに関する“Wiki”でしたら、各ゲームごとに存在し、人気どころでは、スマホゲームである『パズドラ』のWikiもあります。また、最近では、1つの企業が複数のゲームの攻略Wikiを運営するというケースもあります。
※パズドラの攻略Wikiサイト:https://w.atwiki.jp/pazdra
企業が複数のWikiサイトを運営する例:https://appmedia.jp/production
また、ゲームの攻略情報だけがWikiになっている訳ではございません。大人気アニメ『鬼滅の刃』に特化したWikiなど、あるアニメの情報に特化したものやカードゲーム、はたまた教育や研究の場でも生徒への情報伝達や知識の共有のために使われております。
では、そんなWikiサイトを構築し、そしてどうやって不労所得化していくか手順を紹介していこうと思います。
①どんなテーマのWikiを作るか決める
まずは、どんなテーマでWikiを作っていくか決めます。Wikiの誰もが編集できるという最大の特徴を生かすためにも、誰もが書き込んだり、利用したりしたくなるようなテーマをチョイスする必要があります。
1番ベータなのは、これから発売されるゲームのWikiであるかと思います。発売される前に準備しておけば、いざ発売された後に、皆様のWikiに情報が届けられてくるかと思います。ただ、ゲームWikiに関しては、企業もいち早くWikiを作ろうと、力を入れておりますので、競合必須です。
②Wikiを立ち上げるの必要なものを揃える
テーマが決まった次に、Wikiを立ち上げるのに必要なものを揃えていきます。
必要なものは、
- レンタルサーバー
- ドメイン
- Wikiのシステム
- お金を得る仕組み
この4つです。
まずは、レンタルサーバーを用意していきます。インターネット上に、自分のWebサイトを作るには、レンタルサーバーが必要であります。レンタルサーバーには、様々な種類がございますが、ここではXserverを利用していきます。
様々なレンタルサーバーの会社がございますが、こちらの会社のサーバーでは、後ほど行うWikiを導入する過程が楽になりますので、Xserverを利用していきます。(好みのレンタルサーバーがございましたら、そちらを利用していただいても構いません。ただし、Wikiのシステムを導入するのにやや手間がかかる場合がございます)
必要事項を入力と決済を行えば、レンタルサーバーへの登録は完了です。
次に、ドメインを用意していきます。ドメインとは、インターネット上の住所を表すようなもので、ウェブページに表示される『~.com』『~.jp』のことです。レンタルサーバーと契約する際に、レンタルサーバー会社からドメインが貰えますが、後々のことを考えてオリジナルのドメインを取得していきます。
ドメイン取得には、様々なサイトで取得できますが、Xserverでレンタルサーバーだけでなく、ドメインを取得することができます。ですから、併せてドメインも取得していきましょう。
Wikiを動かすために必要なものが揃いましたので、いよいよWikiを動かしていきます。今回は、Wikiソフトの中でも、PukiWikiを利用していきます。こちらのソフトを公式サイトよりDLし、レンタルサーバーにアップロードしていくことで、Wikiサイトして機能していきますが、やや設定が煩雑です。
ただ、Xserverでしたら、サーバーの設定画面より、このPukiWikiを導入でき、しかも非常に簡単な手順で導入することができます。詳しくは、Xserverのサイトをご覧いただければと思います。
※PukiWiki公式サイト⇒https://pukiwiki.osdn.jp/
XserverでのPukiwikiの導入方法⇒https://www.xserver.ne.jp/manual/man_install_auto_puki.php
導入完了しましたら、Wikiサイトとしては作成完了です。後は、来た人が編集しやすいように予めタイトルや一部のページを編集しておきます。流石に、ページの全てを来た人に丸投げですと、どう編集していいか分からないので、骨組みを作っておきます。ある程度の内容がWikiに組み込まれましたら、後は誰かが編集するのを待っていきましょう。
これでWikiサイトとしては、運用できる準備が整いました。ただ、皆様『何か忘れているのでは?』と思われている方もいらっしゃるかと思います。そうです、お金を得る仕組みです。
今回の目的は、Wikiで不労所得構築ということですので、お金をゲットする仕組みを作る必要があります。では、どうやってWikiサイトでお金を得ていくか。方法は3つあります。
①寄付
1つ目は、サイトを利用してもらう方に、寄付してもらうことです。前述でもお伝えいたしましたがWikipediaは、まさにこの寄付で運営しております。とはいえ、何処にお金を払ってもらえばいいかというお話になるかと思います。
例えば、皆様のWikiに銀行の口座番号を載せれば、そこに寄付していただくことができます。しかしながら、流石に利用しにくいですし、利用者からしたら怪しさを覚えるかと思います。
そこで、紹介するのがPayPalです。Paypalとは、銀行口座やクレジットカードを利用してお金の受け渡しのできるサービスです。こちらのPaypalで、皆様自身のリンク、いわゆるお金の受信箱を作ることで、寄付金を受け取ることができます。
②広告
2つ目は、広告を掲載することです。Wiki上に広告を掲載し、広告料をいただくことができます。中でも、多くの方が利用している有名な広告サービスとして、Googleが運営している、Googleアドセンスがございます。
Googleアドセンスでは、広告主よりGoogleが依頼を受け、その広告をGoogleの厳しい審査を通過したWebページに掲載されていきます。そして、Webページに掲載された広告では、クリックされるごとに、広告料がWebページの管理者の元に支払われます。
ですから、このGoogleアドセンスによる広告をWikiサイトに掲載し、Wikiサイトの利用者がその広告をクリックするごとに、管理者の元に報酬が入り、稼いでいくことができます。
③アフィリエイト
3つ目は、アフィリエイトです。特定の商品やサービスに関する広告をWebページに掲載し、その広告を経由してあるお客様が商品やサービスを購入・利用した時に、報酬をいただけるのがアフィリエイトです。前述の広告と似ている面もありますが、アフィリエイトでは、特定の商品を紹介することができます。
例えば、ポケモンのゲームに関するWikiでアフィリエイトを行っていくとします。利用者は、ポケモンに興味を持っている訳ですから、ポケモンのゲームや商品の紹介、アフィリエイトを行っていくことで、より興味を持っていただくことができると思います。
前述のGoogleアドセンスでは、クリックごとに報酬が入り、その報酬は1クリックあたり20円から30円です。
しかし、アフィリエイトでは、前述のGoogleアドセンスと比べて、クリックごとではなく、購入ごとに報酬が入ることからハードルは高くなります。ですが、商品の販売価格の1%~10%、またはサービスの申し込みごとに数千円もらえるなど、単価は高くなります。
アフィリエイトには、Amazonが運営しているAmazonアソシエイトというサービスがあります。こちらでは、Amazonの商品をWebページで紹介し、紹介のあったページから購入されるごとに、報酬が入るシステムです。
例えば、このAmazonアソシエイトを利用し、定価5000円のとあるゲームソフトをWikiで紹介するとします。そして、そのWikiでの紹介ページを経由して、Amazonで購入すると皆様の元に定価5000円のうち、2%の100円が手元に入ってきます。
ここまでWikiサイトでお金を得ていく方法を紹介しました。ただ単に利用者に編集したり、利用したりしてもらうだけでなく、Paypalや広告、アフィリエイトを設置することで自らの収入を得ていくことがでいます。
さらに、作ったWikiが、利用者によって定期的に編集してもらうような状態になり、そしてお金をゲットできる仕組みを設置しておけば、皆様が必要以上に働かなくても、自然に人もお金もやってくるようになります。つまり、Wikiによって不労所得構築することができます。
最初は、Wikiや広告等の設置・作成に手間がかかると思いますが、一度土台を作ってしまえば、後は、極力自らが動かなくても良くなり、自動的に利用者や収益がもたらされるようになっていきます。
まとめ
前半は、UGC活用の元祖であるWikipediaやUGCとはどんなものであるのかを見ていき、後半は、どう活用していくか見ていきました。
専門家や企業などが関わるのではなく、サービスや商品を利用する立場の人が自由に関われるという点が、Wikipediaを拡大していく大きなヒントとなりました。今でもその考え方は、用いられる機会が多く、ビジネスを長期的に拡大していく上では大事であると思います。
商品やサービスを発信していく際に、皆様自身から発信も無論大事ですが、いかにお客様の意見を取り込む、あるいは、取り込めるようなアクションを行っていくかが重要であるかと思います。
是非、Wikipediaに始まり、SNSや口コミ等に生かされるようになった、サービスの受け手となるような人がコンテンツの制作者にもなるという考え方を、皆様のビジネスや副業に生かしていただければと思います。
最後までお読みくださりありがとうございました。
※この記事を読んで少しでも『タメになった!』『なるほどな!』とお思いでしたら、シェアいただけますと幸いです。今回の内容を1人でも多くの方に届けていけたらと思いますので、ご協力いただけますとMr.M一同大変嬉しいです。
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