皆さんは、Udemyというプラットフォームをご存知でしょうか?様々な分野の知識・スキルなどをオンライン上で学ぶことができるプラットフォームで、近年利用者が急増しています。実際に企業の研修でも用いられていて、とても注目を集めています。
実は、Udemyを上手く活用していけば、皆さんだけのオリジナルの不労所得を構築することができます。今回は、Udemyの始め方から99%の人が見落としているUdemyの盲点を紹介しますので、未だUdemyをやったことない人も、既に講師をやっている人も必見の内容です。
目次
巨大なオンライン大学!?Udemyとは?
具体的な始める方法や儲けている人の実例を紹介する前に、どういうプラットフォームであるか解説していきます。Udemy(ユーデミー)とは、オンライン動画学習のプラットフォームです。
プログラミングスキルからデザイン、動画編集、WEB集客・マーケティングなど、パソコンやデジタルを活用してビジネスを行う際に必要となる様々なスキルを動画で学んだり、あるいは、教えたりすることができるプラットフォームです。
特徴は、多岐にわたる分野のスキルやノウハウを動画を通じて学習できることです。今までは、何か学ぶためにはわざわざセミナー会場まで足を運んだり、スクールに通ったりなど手間暇がとてもかかりました。
しかし、オンライン上で、既に収録されている動画で学習できますので、いつでもどこでも自分が高めたいスキル・知りたいことを気軽さがUdemyのウリの1つとなっています。
Udemyは、アメリカのシリコンバレーで誕生しましたが日本を含めて世界90ヵ国以上で展開し、受講者数もなんと5000万人近くいます。講師の数も6万4千人以上、受講できるコース数は18万以上と、巨大なオンライン上の大学と化しています。
受講者の中には、個人でスキルを高めたい人もいますが、最近では企業が研修の一環としてUdemyを活用しています。Udemyでは、法人の研修向けにUdemy Businessというコースを設置しました。Udemy Businessでは、定額制で学び放題のコースとなっていますので、様々なスキルを習得させたい企業に重宝されています。
気になる受講にかかる料金ですが、Udemyでは気に入ったコースを購入するか、あるいは定額制のプランに登録するかの2種類のパターンがありますが、現状は前者が主流となっています。各コースの料金は自由に価格設定が可能で最低価格1200円、最高24000円に設定することができます。
また有料コースだけでなく無料コースもありますので、まず無料コースを受けてから有料コースを購入するのも良いかもしれません。定額制のプランであるUdemy Businessは、1人あたり2万円から3万円程度となっています。
企業の従業員数によって定額制プランの料金は前後しますが、従業員の多い企業ほど料金は安くなります。Udemy Businessへの申し込みは、従業員が20人以上いる企業であれば可能です。
一方で、講師側はどのくらい収益が手元に入るか見ていきたいと思います。今回のメインテーマは「Udemyで自動的に稼ぐ方法」ですので、多くの方が気になっているポイントだと思います。具体例を交えながら解説していきます。
基本的に講師は、売上の37%を収益として受け取ることができます。例えば、3000円のマーケティング講座をUdemy上で販売するとします。受講者がマーケティング講座を受講すると、3000円の37%である1110円が皆さんの手元に入ってきます。
仮に200人に受講されれば22万2千円です。Udemyでは1度講座をアップロードすれば、後は基本的に受講者が購入してくれるのを待つだけです。なので、スキルや知識などの動画を収録して、アップロードするだけで勝手に収益を生み出してくれるキャッシュフローを構築することができます。
では、実際にどれくらいUdemyで儲けることができるのか気になるところだと思いますが、Udemyを活用して不労所得構築に成功した人がいます。全くゼロからスタートして最終的に毎月1万ドル(約110万円)前後の不労所得構築に成功したジョーパリス(Joe Parys)さん、Udemyで高収入を上げながら夫婦で旅するルイーズ(Louise)さんなどです。
ただし、収益の取り分に関して注意点が1つあります。Udemyは、パソコンだけでなく、スマホなどのアプリで講座を受講することができますが、その際にモバイル上での決済で30%の手数料を取られます。
Google PlayやApp Storeで配信されるアプリは、課金を行う際に手数料をそれぞれGoogle・Appleに支払う必要があります。そのため、手数料の関係で若干取り分が少なくなる可能性もあります。
『ちょっとそれじゃUdemyじゃ稼げないのでは?』と思われた人もいるかもしれませんが、逆に講師の取り分(収益)を高める方法もあります。それは、自身で販売していくことです。各講座で招待リンク(URL)を発行し、自身のYouTubeチャンネルやブログ、SNSなどに貼ることができます。
招待リンク経由で受講すると、何と収益は97%受け取ることができます。先程の3000円のマーケティング講座を招待リンク経由で販売していくと、受講者1人あたり2910円の収益が手に入ります。200人に受講されれば58万2千円の収益です。
既に、自身でTwitterアカウントやYouTubeチャンネルを持っている人であれば、プロフィールや動画の概要欄にURLを貼るだけで、自動でマネタイズしていくことが可能です。また現時点で、集客できてない人もSNSの活用次第では、自動で多くの人を集客することができます。
実は、Twitterには自動でいいねやフォローを行うことができるツールがあり、皆さんが寝ている間もフォロワーを集めることができます。とっておきのツールを紹介した記事がありますので、自動集客していきたい人はこちらをご覧ください。
Udemyというオンライン動画学習プラットフォームについて解説してきましたが、色々な知識を学ぶことができるだけでなく、皆さんが持っているスキルや知識を簡単に、しかも自動でマネタイズすることができます。
さらに、有料コースでも無料コースでも公開自体は無料で行うことができ、講師としてチャレンジしても大きく損することはありません。とはいえ、どうやってUdemyで講師を始めたら分からないと思います。
次章からは、Udemyで講師を始めるための必要なステップの紹介とUdemyの盲点を紹介していきます。皆さんもUdemy講師を行うことでデジタル不労所得を獲得するチャンスがありますので、この後の内容も必見です。
【明日からできる!】Udemy講師の始め方!
Udemyで自身のコースを開設し、講師を始める方法を解説していきます。「講師になる」と聞くと何か資格や免許みたいなものが必要なのでは?と思った人がいるかもしれませんが、Udemyでは18才以上であれば誰でも講師になることができます。
では、具体的にどういうコース開設までにどういうステップを踏んでいくのか分かりやすく開設していきます。自身の経験や知識、スキルなどをデジタル不労所得化していきたい人は、必見です。
1.コーステーマの調査
早速、コースの原稿を作成や収録を行う前に、まずはUdemyなどでどういうコースがあるのか調査が必要です。ニーズや競合を知らないでいきなりコースを開設すると、たとえどんなに頑張って収録したとしても誰も興味を示さない可能性や受講者があまり出てこない可能性があります。
仮に、開設したコースが売れ始めたとしても、ライバルの多いコースであれば競争が激化してしまいますのであまり長続きしません。一方で、未だ多くの人が参入していないニッチなジャンルであれば、長期的にお客さんを得ることができます。
実際に、どういうコースがあるのか見ていきたいと思います。Udemyでは、プログラミングといったIT系の技術からビジネス、法律や税金など専門性の高い知識、さらには自己啓発、スピリチュアル、健康、料理、音楽と幅広いジャンルのコースが開設されています。
具体例を挙げると、1からプログラミングスキルを学べるコースやボイストレーニングコースなど、自身のビジネススキルを高めるコース、あるいは、趣味として楽しむコースがあります。
自分がこれから始めようとするコースが長期的に受講されるジャンルであるかどうか調べるには、シンプルに自分がやってみたいコースのジャンルに関連したキーワードを検索してみることで調べることができます。キーワードで検索をかけてニーズや競合を調査する方法は、Udemyに限らずブログやYouTubeの動画投稿などにも使える方法です。
キーワードを1つ1つしらみ潰ししていく方法もありますが、Udemy内には「マーケットプレイスのインサイト」という受講生のニーズやコース数を簡単に知ることができる便利なツールがあります。
Udemyの講師に関する設定ページから「マーケットプレイスのインサイト」にアクセスすることができます。特定のトピックを入力すると、そのトピックの受講者生のニーズやコース数、さらには月の収益の中央値と最高額まで知ることができます。
なので、自分が始めようとする講座の収益も、ある程度事前に予測することが可能です。実際に受講生のニーズや収益額などがどんな感じに表示されるかは、下記ページで確認してみてください。
Udemyが用意をしているツールを活用していけば、長期的に受講生が集められる講座がどういう講座か判明してしまいます。もっとニッチなジャンルはどういうものなのか、あるいは、ニッチを見極める方法をこちらの記事で詳しく解説していますので確認してみてください。
2.コース内容の作り込み
調査をしてみて、ある程度行うテーマが絞れてきたら今度は中身の部分を詰めていきます。自身のコースのターゲットとなる受講生の声やリアルな動きを分析していくことで、受講生が本当に求めているコースを作ることができます。
『未だ分析や調査するのですか?』『そろそろ収録のやり方を教えてください!』と思った人もいるかもしれませんが、受講生のことをよくよく理解しないで始めてしまうと、折角Udemyで自身のコースを開設しても受講生が誰もいない可能性が出てきてしまいます。
これから始めようとするコーステーマの受講生、あるいは受講生となりそうな人たちがどんな悩みを抱えているか、どんな問題を持っているかを隅々知り、それらを解決するようなコースを提供していくことで、受講生がしっかりやってくるようになります。
例えば、アメリカ在住のベストセラー作家のジェシカ・ブロディ(Jessica Brody)さんは、『どうやったら1年に何冊も本を書けるのですか?』ということをよく質問されていたそうです。そんな声に応えて彼女はUdemyで執筆に関するコースを開設し、何と6400人以上もの生徒が彼女のコースを受講しました。現在は、自身の執筆活動と並行しながらUdemyでの講師活動も行なっているそうです。
受講生、受講生となりそうな人の声を聞く方法ですが、SNSでアンケートを取ってみるものいいですし、あるいは、講座を1回YouTubeに投稿してみて、受講生となりそうな人たちの反応を見てるのも良いかもしれません。
コースの中身を詰めていくにあたってもう一つ大事なポイントがあります。それは、色々なコースを作って受講生の反応を見ながら改善していくことです。
例えば、Web集客に関するコースを始めようとする人であれば、デジタルマーケティングコースと全てを網羅した巨大なコースを作るよりも、SNS集客コース、広告集客コースなどむしろ小分けにする方がベストです。
1つの大きなコースを作った方が、より高い値段をつけられますので収益的には魅力的ですが、複数コースを収録する必要がありますのでかなりの労力がかかります。対して、細かくジャンルを分けてコースを作る方がすぐに収録を作り上げてコースを開設することができます。
しかも、複数のジャンルのコースを上げる過程で1つでも上手くいってしまえば、そのジャンルに特化することができます。最終的には、1つの巨大なコースを作るよりも早く収益を大きくすることができますので、色々なジャンルを試してみてください。
3.コースのアウトライン作成
綿密に調査・分析を行っていよいよ『コースの収録だ!』と思った人もいるかもしれませんが、未だ早いです。コースのアウトラインを作成していきます。実は、Udemyで失敗してしまう人の共通点に、あらゆるステップを飛ばして計画なしに自身のコースを作ろうする人がいます。
早く収録して、収益を生むコースをアップロードしたい気持ちは、重々分かります。しかし、無計画でコース収録を進めてしまいますと本来、コースに含むはずであった内容を収録し忘れたり、話が行ったり来たりするなど分かりにくいコースが出来上がっています。
長期的に受講生を呼ぶためにも、しっかり設計を行い、質の高いコースを作り上げていくことがベストです。各コースのアウトラインを作成するポイントですが、物語の起承転結のように流れに沿っていく必要があります。
極端ですがいきなり難解な知識の話をされても、受講生の多くは困ってしまいます。例えば、動画編集の初心者コースで、再生直後から発展的な編集テクニックの話をされても理解するのが難しいでしょう。
導入の部分では、コースの全体像や学習後にどんな未来があるのか説明することで、受講生の学習意欲も高まっていくでしょう。基礎的な事項を解説して、徐々に応用的な内容にしていけば、受講生にとっても理解しやすいコースになっていきます。
『でも、どうやってアウトラインを設計したらいいか分かりません!』という人に朗報です。Udemyが講師の方に向けてアウトラインのテンプレートを用意しています。テンプレートを取り組むことで、コースのアウトラインを作成することが可能です。
なので、アウトラインを1から自力で考えてみるのがちょっと難しいと感じている人は、テンプレートに頼ってみてください。下記リンク内のページにある「おすすめのアウトラインテンプレート」をクリックすると入手できます。
https://teach.udemy.com/ja/course-creation/outline-your-course/
4.台本の作成
コースの大枠ができてきたら、具体的な内容を考えていきます。先ほどのアウトラインを元に台本を作成していきます。話す人によっては、1文字1文字しっかり書かれたカンペがあった方が良い人もいれば、ざっくりした台本があれば話せる人もいるかもしれません。
必ずしも端から端まで文字に起こす必要はありませんので、皆さんが話しやすくなるように台本を作ってみてください。台本の作成によって事前に話す内容やポイントを整理できますので、受講生も理解しやすい動画になります。
考えながら話すのも良いですが、話が行き当たりばったりになり、かえって分かりにくい動画になってしまいます。なので、事前に話すことを書き出しておくことがベストです。
5.収録・編集
台本の用意ができたらいよいよ収録です。収録前に気をつけるポイントは、コース公開するための最低基準をクリアしている動画を作る必要があります。
30分以上のビデオコンテンツ
最低5つのレクチャー
有益な教育用コンテンツ(詳細はこちら)
HDビデオ品質(720pまたは1080p)
音声が両方のチャンネル(左右両方のスピーカー)から出力され、ビデオと同期していること
受講生の気が散らないレベルの音声品質
他と重複しないコース紹介ページ
- Udemyの画像規格に沿ったコースイメージ画像
- コースタイトルおよび関連するキーワードを含むサブタイトル
- 400文字以上のコース説明
- 作成済みの対象とする学習者セクション
- 記入済みの講師経歴とプロフィール写真
引用:https://support.udemy.com/hc/ja/articles/229604988-Udemy-Course-Quality-Checklist
この最低基準の中でも、収録の中で大きく関わってくるのは、収録動画の画質と音声品質の2つです。まず収録動画の画質は、720pまたは1080pである必要があります。最近ですと4K(2160p)の動画がYouTubeなどでアップされていますが、高画質すぎる動画はアップロードできません。
720pまたは1080pの動画を収録するためには、高画質なカメラなど特別な機材を用意する必要があるのかと思う人もいるかもしれませんが、皆さんの身の回りにあるもので収録が可能です。
例えば、最近のiPhoneやAndroidなどのスマートフォンであれば簡単に画質が720p以上の動画を撮影することができます。また、パソコンのWebカメラもここ最近の機種であれば720p以上の動画を撮影可能なものが搭載されています。
とはいえ、皆さんの中には『スマートフォン持ってないです…』『パソコンにWebカメラ付いてないです…』というもいるかもしれませんが、安心してください。Udemyでは、顔出しなしの動画もアップロードできます。
自宅に適当なカメラがないという人でも、声さえ収録できれば、コースを開設できます。例えば、MicrosoftのPowerPointでスライドを映し出しながら音声を収録して、動画をアップロードすることも可能です。この方法であれば顔出しに抵抗がある人でも、Udemyで講師となり知識をシェアしていくことができます。
もう1つのポイントの音声品質ですが、音質が明瞭で無かったり、雑音が多かったりするとアップロード後の審査を通過できない場合がありますので、なるべく静かな環境と高音質な音声を収録できるマイクが必要です。実際に、Udemyの収録でよく使われているマイクですがBlue Snowballというマイクが多く使われています。
画質や音質が心配という人は、収録の前に1度テストビデオを作成してみるのをオススメします。何と無料でUdemyコース審査チームにテストビデオをチェックしてもらえるサービスがあります。テストビデオは、長々と話す必要はなく1分~3分くらい話した動画を収録して、Udemyのチームに送るだけです。提出するとフィードバックが貰えますので、画質・音質などの改善に役立ちます。
収録の編集に関しては、実際に受講生を沢山抱えている人の中には、BGMや字幕(テロップ)を入れている人もいれば、パワーポイントなどのスライドを駆使する人もいます。一方で、スライドや動画のエフェクトも無しで収録してほぼそのままの状態でアップされている動画もあります。
Udemyで動画をアップする上では、優れた動画編集は不要ですが、シーンのカットなど最低限の動画編集スキルがあれば問題ないです。Udemyを始めるために、機材だったり、編集ソフトだったり色々買わなければならないと思っていた人もいるかもしれませんが、既に家にあるものだけで充分始めることができます。
6.コースの提出
収録と動画編集が完了したら、コースページの準備を行っていきます。動画の中でどんなに素晴らしいことを話していたとしても、コースのタイトルや説明文が適当であったら検索にもUdemy上の検索にも引っかかりかませんですし、誰も皆さんの講義を見たいとは思いません。
逆に、文章の部分もしっかり作り込めば、Udemy上での検索で皆さんのコースが上位表示されるようになり、コースの説明文がとても心惹きつけられるような文であれば、実際に受講してもらえます。Udemy上の検索で人を集められれば、わざわざ自分のSNSで呼びかけるなどする必要もなく、勝手に受講生が集まってきます。
Udemyで自動集客&自動セールスを行っていくためにも、文章パートをしっかり作り込んでみてください。コースのタイトルや説明文を書く上で意識するポイントは大きく2つです。1つ目は、キーワードを盛り込むことです。
Google検索やYouTubeでの動画検索でなるべく上位に表示されるためにも、キーワードが重要ですが、それはUdemyにも言えることです。なるべく多くの人に検索されるようなキーワードを盛り込むことで、皆さんのコースの紹介が多くの人に見られるようになります。
ただし、競合が多いキーワードですと、GoogleのSEO同様上位表示が難しくなっていきますので、その点は注意しながらタイトルや説明文を付けてみてください。そして、もう一つ意識するポイントは、相手の行動を促す言葉・フレーズを用いることです。
単にキーワードの羅列では、検索に引っかかったとしても、説明文を見て受講したいと思いませんので、読み手の行動を動かすような文章を書くこと(コピーライティング)が必要です。
読み手に対してコース受講後にどうなるか、どんな問題が解決されるかなどベネフィットを示していくことで、読み手の行動を促すことに繋がります。また人の心を動かすようなストーリーやエピソードを盛り込むのも良いでしょう。
コースタイトル、説明文、コース画像(アイキャッチ)、プロフィールの作成、価格設定が完了したらいよいよ審査です。審査が完了してUdemy側の承認を受けたら、皆さんのコースがUdemy上に開設されます。
7.コースの宣伝
コースの開設後は、自分で集客など何もしなくてもUdemyの検索から受講生が集まってきますが、自ら集客を行っていくことで短期間でより多くの受講生にリーチすることができます。
既に、自身のYouTubeチャンネルやTwitterなどSNSアカウントを持っていて、それなりにフォロワーがついているのであれば、皆さんのUdemyコースのリンクを貼り付けるだけで、リンク経由で受講生がやってきます。
仮に、現時点でSNSのフォロワーが0人でも、新たに始めてみてください。例えば、YouTubeのショート動画では、拡散力が非常に高く、チャンネル登録者数が少なくても多くの人にリーチ可能です。YouTubeショートの攻略法に関してはこちらの記事をご覧ください。
また学習意欲の高い人を受講生にしていきたいなら、ポッドキャスト(音声配信)もオススメです。ポッドキャストで自身のコースの要約を話して『続きはUdemy内で!』と誘導していくのが良いでしょう。ポッドキャストの攻略方法に関しては、こちらの記事をご覧ください。
SNSを活用して集客する以外にも受講生を集めるための方法があります。1つ目は、プロモーションクーポンを発行することです。コースの受講を値引きするクーポンや無料で受講できるクーポンを発行することができます。
『でも、値引きクーポンで受講生が増えても、あまり収益が入ってこないのでは?』と思った人がいるかもしれませんが、実は、講師が発行するプロモーションクーポンを利用して受講する場合には、講師には売上の96%が手元に入ってきます。
通常Udemyでは、講師が受け取れる収益は売上の37%ですので、場合によってはクーポンを発行した方が収益が増せるかもしらません。さらに、Udemyではクーポンの発行だけでなく、受講生のレビューも集客の大きなカギです。コースを受講した人から5段階の評価とコメントをもらうことができます。
レビューの数と評価が高い講師ほど、Udmeyのコースの検索画面で上位表示されますし、受講を考えている人も高評価のコースほど惹きつけられていきます。最初のうちは、無料でコースを提供したり、クーポンコードを発行してコースのセールを行ったりして受講生を呼び、彼らからのレビューを集めてみるのも良い作戦です。
【知らなきゃ大損!】Udemyの知られざる盲点とは?
Udemyのサービスの実態から実際にどうやってコース開設していくか始め方を開設してきましたが、皆さんの中には『私も早く講師になりたいです!』など、既に始めたくてウズウズされている人もいるでしょう。
ここからは、Udemyを実際に始めていく上で、多くの人が気になるポイントを解説します。皆さんの中には、Udemy以外で既に講師やコンサルタントを行っている人もいれば、あるいは、副業がてらに他のプラットフォームでコンテンツを販売している人もいるかもしれません。
『もしかして収録済みのコンテンツがUdemyでも使える!?』などなど、思った人もいるでしょう。ここからは、知られざるUdemyの盲点について解説します。知っているか、知らないかで今後の売上にも大きく影響しますので、要チェックです。
盲点1.外部リンク・他のプロダクトに誘導ができる?できない?
Udemyというプラットフォームを見て『Udemyから私のブログに誘導できるのでは?』など、外部リンクやUdemy以外のプロダクトへの誘導を閃いた人もいるかもしれません。Udemyには学習意欲の高い人たちが集まっていますので、そういう人たちをターゲットにしているビジネスを行なっている人は、自身の外部サイトやプロダクトなどにも誘導していきたいと思うでしょう。
では、Udemeyから外部サイトへの誘導が可能か見ていきたいと思いますが、結論から言えば外部サイトへの誘導は可能です。ただし、外部サイトのリンクなど貼る場所を間違えると、ポリシー違反として何かしらのペナルティーを受ける可能性があります。
なので、外部リンクなどを貼っていい場所といけない場所をしっかり把握しておきましょう。まず、ビデオ全体には、自身のWebサイトやSNS、連絡先を公開することが可能ですので、例えばテロップでTwitterのIDを表示することができます。
しかしビデオ全体では、基本的に自身のサービスやプロダクトの紹介はできませんので、講義の途中で『実は、私が書いたマーケティングの本があるので・・・』という紹介は入れられません。唯一、ビデオ内でも自身のサービス・プロダクトの紹介を行って良い場所があります。
それは、コースの1番最後のレクチャーとして入れることができるボーナスレクチャーです。ボーナスレクチャーには、Udemy上のクーポンコードやコース紹介リンク、さらには、自身のサービス・プロダクトの紹介、Udemy以外の外部リンク、アフィリエイトリンクまでも入れ込むことができます。
もし、Udemyの外で販売している商品やサービスを売り込んでいきたいなら1番最後のボーナスレクチャーで行うことができます。Udemyで皆さんの話や考え方に興味を持った人を外部サイトに誘導することができますので、Udemy上で自身の見込み客を自動集客することが可能です。
一方で、コースの受講生に対してメールを送ることが可能ですが、使い方を間違えるとペナルティーを受けることがありますので注意が必要です。
コースを受講したことのある人には、プロモーションメールを送ることができ、自身のUdemy上のコース紹介やクーポンコードを送ることは可能です。ただし、Udemy以外の外部サイトのリンクを貼ることはできません。
また、受講中の受講生には、指導目的のお知らせを送ることができ、無料の関連教育コンテンツへのリンク(教育目的のサイト・ブログなど)は貼れますが、Udemy上の他のコースの紹介やその他有料コンテンツに誘導するリンクは貼ることはできません。
Udemyも使い方次第では、Udemy内で受講生を集めるだけでなく、外部の自身のサイトやプロダクトにも集客していくことが可能です。それぞれルールをよく確認した上で試してみてください。
盲点2.自分が持っている動画のUPはできる?できない?
既に、YouTubeにアップしている動画をUdemyにアップロードしたり、あるいは、他のプラットフォームで有料販売しているUdemyにアップロードできたりすれば、自身のコンテンツをより多くの人に向けて広めることができると感じている人もいるでしょう。
では、Udemyと他のプラットフォームの両方で同じ動画をアップロード、または販売することに関して公式の見解がどのようになっているのか見てみましょう。
他のプラットフォームでコースを販売する場合、Udemyが独占的な権利を保有しますか?
いいえ。Udemyでは、コースを公開した講師がそのコンテンツに関するあらゆる権利を保有します。講師はUdemyに対し、コースを公開し利用者に提供する権限と、Udemyプラットフォームまたは第三者のサービスを通じてコースを宣伝する権限を付与します。
ライセンス条件の詳細は、Udemyの講師向け契約条件をご覧ください。講師は、自身のコースをUdemy以外のサービスで提供することもできますが、Udemyより低額で提供しないことが条件となります。ただし、Udemy Businessコンテンツコレクションに含まれるコースについては、プロモーションに関するポリシーにより、さらに配信が制限される場合があります。
引用:https://support.udemy.com/hc/ja/articles/360003469994#h_01FCEDW82AA8EH1N3YT8JF24TK
という見解が出されております。『何を言っているかもう一つ分かりません…』という人もいるかと思いますので、分かりやすく解説していきます。基本的にUdemyと他のプラットフォームで同じ動画を提供することができます。
例えば、Udemyでマーケティングに関するコースを提供して、さらにその動画をYouTube上で限定公開して、動画のリンクが見られるnoteを販売することができます。また有料だけでなく、Udemyで無料のコースも他のプラットフォームに使い回すことができます。
逆に、既に収録して販売している動画コンテンツをUdemy上で提供することもルール上可能です。なので、沢山動画コンテンツを持っている人は、Udemyでも販売してみても面白いかもしれません。
ただし、「講師は、自身のコースをUdemy以外のサービスで提供することもできますが、Udemyより低額で提供しないことが条件となります。」とある通り、価格設定に気をつける必要があります。
また収録している動画をUdemyでも使い回す際には、画質や音質にも注意が必要です。前述でも述べましたが、画質や音質が悪いとどんなにためになる話でも審査が落ちる可能性がありますので注意が必要です。
盲点3.Udemyの手数料は高い?安い?
Udemyでは、動画をアップロードして、コースを開設すること自体は無料でできますが、収益が発生した際に売上の一部がUdemyに差し引かれます。基本的に、売上の37%が講師に入ってきます。
動画コンテンツの販売が行える他のプラットフォームと比較していきますと、それぞれ収益は以下のようになります。例えば、それぞれのプラットフォームでWebマーケティング講座を3000円で販売した際の収益を見ていきます。
個人や中小規模の事業を行う人たちがよく使うプラットフォームで比較していきましたが、Udemyが圧倒的に手数料が差し引かれる形になりました。
確かに、手数料だけ見ればUdemyは高いかもしれませんが、noteやSTORESとは違い、既に学習意欲のある人たちがプラットフォーム上に集まっていることとレビュー機能を兼ね備えているのは、Udemyだけです。
noteは、学習するというよりもどちらかと言えば、記録を付ける・アイデアを共有するなどSNS感覚で利用している人が多いですので、マネタイズの確率はUdemyの方が高くなります。またSTORESは、自身で1から集客をする必要がありますので、集客で悩むことになるかもしれません。
プラットフォームごとに、手数料だけでなく機能やユーザーの特徴が大きく変わっていきますので、自身のビジネススタイルに合ったプラットフォームをチョイスしていただければと思います。過去には、マネタイズできるプラットフォームを複数紹介している記事もありますので参考にしてみてください。
まとめ
ここまでUdemyの特徴から始め方、さらには、多くの人が知らない盲点について解説してきました。Udemyを全く知らない人も、既に講師を行っている人も、新たな一面を知ることができたと思います。
Udemyは、単体でも他のプラットフォームを併せて使っても皆さんのビジネスを拡大につながっていきますので色々試してみてください。最後までお読みくださりありがとうございました。
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